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病院でこう言われた


病院で、「レントゲンは異常ありません」と言われた。
でも痛い!そんな経験はありませんか?
その痛みは骨や関節ではなく、筋肉や脂肪体、fasciaに原因があるかもしれません。
当院ではエコー(超音波画像観察器)を用いて、軟部組織(筋肉・脂肪体・関節包・fascia等)の状態を観察します。

〔Fasciaとは〕
我々の身体は「タンパク質」で出来ています。
そのタンパク質は皆様ご存じ「コラーゲン」でもあります。
この「コラーゲン」の集合体が『Fascia(ファシア)』です。

最近はテレビのワイドショーなどでも聞かれるようになりました。

この『Fascia』は日本超音波学会のHPにはこう書かれています。

『1つは「筋膜Myofasciaに加えて腱、靱帯、脂肪、胸膜、心膜など内臓を包む膜など骨格筋と無関係な部位の結合組織を含む概念であり、その線維配列と密度から整理される。」であり、もう1つは「鞘、シート、あるいは剖出可能な結合組織の集合体で、裸眼で肉眼的に確認可能な程の大きさがある。そして、fasciaは皮膚と筋の間、筋周囲、末梢神経と血管をつなぐ、それら関連構造をも含む。」です。』

簡単に言えば、ウエットスーツの様に身体を包み、
様々な組織同士を結合する役目を持っています。

この『Fascia』が結合「しすぎる」とどうなるのか。

これが「レントゲンは異常がないのに痛い」原因になり得ます。

例えば「筋肉と神経」。
神経は筋肉を貫通したりします。
そして筋肉が伸び縮みすると、神経は「滑る」様に動きます。
これを「神経の滑走」と呼びます。

ですがこの筋肉と神経も『Fascia』で繋がっています。
何らかの理由で『Fascia』で結合された筋肉と神経が「滑走」しなくなる(しにくくなる)と・・・。

神経は痛みや知覚を伝える組織です。
本来滑らかに動く神経が自由を奪われ、神経の周囲膜が刺激を受け始めます。

これで「レントゲンは異常がないのに痛い」の完成です。

勿論、神経に限らず筋肉同士の「滑走」が悪くなれば同じような現象が起こります。
皆様、一度は経験がある「こり」の様な症状です。

本来「こり」はやはり「何らかの理由」で筋肉に微小な損傷が発生し「炎症」を引き起こした結果発生するものです。
*「何らかの動き」とは日常的に我々が行っている動作の全てです。
つまり、自覚のない動作であることが多いのです。

皆様が日常的に行っている動作に、その痛みに原因がかならずあります。
人間は重力に反し、身体を支え、様々な動作を行います。

我々の身体はいつでもそのストレスに耐えています。


接骨院なちゅらる
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知多郡武豊町に位置する「接骨院なちゅらる」は日々新しい知識を身に付け、地域の皆様に医療の末端を支えるものとして、出来る限りのことをしていきます。